9月教室だより
今年は初夏から猛暑が続き、秋も高い気温で推移するとか。暑い夏はまだしばらく終わりそうにありませんね。さて、いよいよ2学期が始まりました。この時期は子供達の身長がグンっと伸びたり、できなかったことがスラスラっとできるようになったりと成長著しい時期なので、とても楽しみです。ところで最近、子供達を見ていて気になることがあります。鉛筆を握って問題を見つめたまま、ずっと動かない子がいるのです。どうしたのかな、大丈夫かなと気にしてチラチラ見ていますが、手も動かないし質問にも来ません。そのうち集中が切れたのか、意識がどこかへ浮遊し始めるので声をかけます。「〇〇さん、わからないところがあったら聞きに来てね!」おそらく自分の頭の中だけで正解を探そうとするからこうなるのではないでしょうか。わからないということは、頭の中に答えはないということです。国語なら本文を読み直す、数学なら類似問の例題をだどる、英語なら同文型の文を探す、ヒントをもらいに質問に来るなど、外に目を向ける必要があります。「わからないなら、もっとよく考えなさい!」などと言われると子供達は「勉強すること=考えること」だと思い込み、自分の頭の中で答えを探して迷子になってしまいます。ご家庭でも声かけする時には、外に意識を向けるよう促してあげて下さい。教室では夏休み中に予習を進めましたから、余裕を持って2学期のスタートを切ってくれたら嬉しいですね。夏の疲れが出る頃ですから、皆さまご自愛下さい!
