<2025年10月>

10月教室だより
暑さ寒さも彼岸までと言われますが、やっと朝夕が過ごしやすくなりましたね。ところで「お月見」というと9月のイメージがあるのに、今年はなぜ10月なのかなと思って調べてみました。秋分以前で一番近い新月を1日目として、15日目を中秋とするそうです。今年の秋分前の新月が9月22日だったので、15日目の10月6日が中秋の名月となったわけですね。教室には月の満ち欠けが絵で入っているムーンカレンダーが掛けてあります。ある生徒がそれに興味を持ち、帰り際にカレンダーを楽しそうに眺めている姿を見て毎年買うようになりました。疑問を持つと納得するまで質問して理解しようとしたその生徒の成績は、素晴らしいものでした。様々なことに興味を持つのは好奇心が強いということです。好奇心を満たしたいという思いが意欲になり、湧き上がった疑問の答えを知ろうとします。好奇心を満たそうとして、結果的に成績に繋がったということでしょう。月の満ち欠けを入り口に、理科の地学分野に興味を持つ子が増えたらいいなと思います。好奇心は最も強い原動力です。好きなスポーツのルールは詳しく覚えています。好きな歌の歌詞は2番も3番も完璧です。好きなアニメの登場人物と関係性は詳しく説明できます。それはその子供達が探究や暗記をする能力を持っていることを示しています。成績が悪いイコール能力がないのではありません。勉強分野に興味が持てないのでしょう。好奇心が湧いて探求したくなることに出会い、それが将来の仕事に繋がっていけばいいなと思います。気温差が激しくなる時季ですから、体調にはお気をつけ下さい。